脱HOW TO本

今書店に行くと、入り口付近に「こうすれば仕事の成果が出る!」だ「ノート術」だと猫も杓子もHOW TO本がちまたに溢れている。勝間本とかめちゃめちゃ平積みされてる。
まーそれだけ皆が成果を上げる方法を探している証拠にもなるんやけど、正直言ってあれらの本は読む価値無し!っというか読む暇が無い。
そんな暇があったらさっさと仕事した方がよっぽど成果でます。

と言うのも私には苦い経験があるんです。
高校受験に失敗して、滑り止めの高校に行く事になったんですが、1年の時から「大学受験だけは失敗しないように」と勉強方法を探していたんです。
受験方法で当時有名だった和田秀樹氏の本とか買いあさり、またどの参考書がもっとも良いのかとHOW TO本を読みまくりました。
とにかく効率の良い勉強方法を見つけなければと書店めぐりしてHOW TO本を買いまくってました。
で、そればかりやって結局肝心の勉強が全く出来ていませんでした。
勉強方法なんて確かに多少の効率等はあるかもしれませんが、それを模索している時間があれば勉強した方が良いのです。
勉強そのものがしたくなくて、勉強方法のHOW TO本を読んでいたようなもんです。
その結果あっと言う間に3年間が過ぎ、現役では受からず浪人してもやはり偏差値が上がらず、普通の私立大学に入学となったんです。

それから気づきました。
「HOW TO本にすがるのはやめよう・・・」と。
気づくのが遅かったかもしれません。でも逆に考えれば学生時代に気づけて良かったのかも知れません。サラリーマンになっても気づけなかったら今頃どうなっていたでしょう。

勉強も仕事も一緒。
勉強や仕事に没頭していたら、そんなHOW TO本読むような時間なんかないって。