人生を変えた言語

「シェル芸」に効く!AWK処方箋
「シェル芸」に効く!AWK処方箋

「シェル芸」に効く!AWK処方箋 読了

目次
第1章 簡単で、奥深くて、超便利! LLの元祖「AWK」にさわってみよう
第2章 シェルコマンドを使った処理の効率化はAWKの行(レコード)走査がカギをにぎる
第3章 AWKプログラミングの真髄の1つ フィールド(列)を操る基礎テクニック
第4章 AWKで一番の得意ワザ! シェルで文字列を自在に扱うための文字列関数
第5章 シェルで表計算ができるかも!? AWKの四則演算と数値演算関数
第6章 AWKのトリッキーな配列&連想配列の仕組み・動作と目からウロコのテクニック
第7章 正規表現がもっと使える! 直感的にも使いやすくなった最新GNU AWKの拡張機能を知る
第8章 これは強力! AWKとパイプの新しい関係 ~ 時刻を取得する関数、双方向パイプ、Socket通信
第9章 GNU AWKでCSVファイルを楽々扱う組込変数FPATと、関数のインダイレクト呼び出し
第10章 GNU AWKはまだまだ成長中! ユーザーの声をもとに作成された拡張機能を組み込んでみよう
第11章 コマンドを作りながら覚えるAWK入門
第12章 AWKブーム第1世代は「アイドル辞書」で学んだ(CodeZine「かまぷとゆうこのデベロッパーズ☆ラジオ」より)

この本は日本GNU AWKユーザー会 会長の斉藤博文さんによるawkをシェル芸でどのように表現するかをこれでもか!と分かりやすくした本。
私がawkを好きになったのは、「GNU AWKユーザー会」のサイトを見てからである。 awkのような昔からある小さな言語でもやり方によってはPerlのような事まで出来ることを証明したサイトで、私もこのサイトから多くの事を学びました。
残念なことに今はそのサイトが閉鎖されてしまったのが、本当に残念ではある。

実は著者には、一度だけお会いした事がある。
香川でのオープンソースカンファレンスawkの紹介をされていた。
awkでの年賀状作成を披露されており、サインをもらうことが出来た。
本当はもっと色々お話したかったのだが、御本人を前にして緊張してお話出来ませんでした。

perlpython、CやJavaなど様々な言語を触ってきましたが、やはり1番好きなのはawkです。
私のブログの読者であれば、それは分かっているとは思いますが。
ミニマリストという言葉が流行っていますね。
生活の中で無駄なものを出来るだけなくしていき、本当に必要なものだけで生活していこうというスタイル。
実はそれをプログラミング言語で表現したものがawkなんです。
次から次へと新しい機能を詰め込んでいく現代のプログラミング言語とは真逆をいく孤高の言語。

大げさに言えば、自分の人生を変えた言語であり、これでいいんだ!と自信を持つことの出来た言語です。

未だに、学ぶことの多い言語です。
学べば学ぶほど、奥の深い興味の尽きない言語です。
引き続き、末永くお世話になります。