組織の中で生きる

新選組血風録

新選組血風録読了。

恥ずかしながら、新選組に対する知識が全く無かったので、これを機会に読んでみることに。

組織の中で生きることは昔も今も難しい事を実感した。
嫉妬、虚栄心、女・・・様々な事柄が交錯して組織の中で生きていく。
新選組は良くも悪くも、ただの人間の組織の塊には違いない事がよくわかった。 新選組という組織の中で、どのように生きていくか、その成功談、失敗談が詳細に記述されている。
多少のスキルだけあっても生きていけない、上司に媚を売るだけでも生きていけない。

では、どうすれば良いのか。
参考になるのは「沖田総司」ではないだろうか?

圧倒的な剣術士にして、独特な世界を持っている。
どこか飄々していた彼は、一匹狼の素質があったように思われる。
上司の近藤・土方からしても、この人物には一目おいていたのが、この作品からよく分かる。

今だと誰に当たるだろうか?
perl宮川達彦さんはどうだろう?

圧倒的スキルを持ちながら、どこか飄々としている。

人は誰にでも他人より秀でている所があるはず。それを見つけ、スキルを表現することがまず大事。
別に剣術やperlでなくても良い。
組織の中でこれはあいつにしか出来ないというスキル。勝負出来るスキル。

そのスキルを持ちつつ、奢ることなく淡々と生きていくことが組織で生きていくことでは大事。

多くのことを学ぶことが出来る一冊。ぜひ!!